新緑の石鎚を知ろう!レポート
2015年06月27日(土)実施
レポート
今回のプログラムは、前日が雨で、当日も雲がかかりひんやりとする中での実施となりました。
今回の対象生物である「ツノクロツヤムシ」は体長2cmほどで、倒木の中に生息しているため見つけることが難しく、今回もどうなるか心配していましたが、参加者の方が見事見つけることができました。
歩きながら石鎚の貴重な植生やブナの森について解説し、森の再生や循環について実際の倒木や森の様子を見ながら理解してもらい、これからの環境保全について考えてもらうきっかけとすることができました。
当日のスケジュール
9:00 JRいよ西条駅集合、バスにて移動
9:40 石鎚山ロープウェイ乗り場到着
10:00 石鎚山ロープウェイ乗車
10:10 成就社駅から成就社に向けて出発
10:30~12:00 成就社周辺にて観察
12:00~12:45 昼食・アンケート
13:20 ロープウェイ乗車
14:00 JRいよ西条駅解散
実施内容
このイベントで得られたこと
石鎚山や愛媛の自然がとても珍しく、貴重なものであることを知るきっかけとすることができました。
参加者の声
- 知識がある方と一緒に山を歩くのはとても楽しく、ワクワクします。(40代女性)
- 実際に目で見る、観察して初めて分かることが大きな収穫(60代女性)
- 解説が聞けたので、山のこと(木が倒れて光が差して芽が出るサイクル)がよく分かった。(40代女性)
- 普段気にしたことのない身近な自然について関心を持てた。(30代男性)
- ミズメのにおいがよかったので楽しかったです。ツノクロツヤムシがかっこよかった。2cmだっていってたけど大きかった。(小学校4年生男児)
イベント実施結果
- 参加者数
- 20
- アンケート回答数
- 20
- 参加者満足度
- 50%
- 実施してよかった点
石鎚山は多くの人が「西日本最高峰」ということは知っているが、それ以上のことはほとんど知らない。相違った現状の中で、自然という切り口から、愛媛の貴重な資源について学んでもらう機会となったことがよかった。
また、今回は参加者の年代が小学3年生~70代まで幅広く、一緒に虫を探したり植物を観察する中で自然と交流ができていた点がよかった。
- 実施して苦労した点
標高1400m付近で実施するため、気温や天候が市街地と異なり、読みにくい点。
- 特に寄付が活きたと感じた点
共催する2団体からスタッフを出すことができ、通常の観察会よりも多い人数を受け入れることができた。